2025/03/29 九州支部総会が開かれました
3月29日(土) 令和6年度 九州支部総会が熊本市で開かれました。
総会に先立ち、14:35〜 元日本航空機長で、現在は崇城大学 工学部 宇宙航空システム工学科 航空機操縦訓練本部 本部長で教授の権藤 信武喜さんによる「航空界の安全の取り組みについて」と題して基調講演が行われました。権藤さんは、日本航空時代にDC-10やB777機長を務められ、ナパ訓練所にも所長として赴任されていた事があるとのことでした。「"安全"とは命を守る事」というお話から始まり、航空業界の安全への取り組みの歴史的なお話から主にCRMについてお話頂きました。
その後16:10〜 支部総会がはじまりました。 総会では 第1号議案 令和6年度活動報告及び会計報告、第2号議案 令和7年度活動計画及び予算案、第3号議案 令和7年度九州支部役員案 以上3つの議案の審議が行われ、全ての議案が承認されました。 17:30から、熊本の方には馴染み深いオーデンにて懇親会が開かれ、ハンガートークに花が咲きました。
2025/02/21 管制官とパイロットとの意見交換会@北九州空港
お互いが直接会う機会が殆どない「管制官」と「パイロット」など航空機の運航者が対面し、それぞれの立場で意見交換する会合が北九州空港で開かれ、九州内外から50人あまりの関係者が集まりました。
この意見交換会は、2024年1月2日、羽田空港で発生した航空機衝突事故を受けた対策として、「管制交信に係るヒューマンエラーの防止」のために、管制官とパイロット等の意見交換を各空港等で定期的に実施することで、管制交信に係る共通認識を醸成することが提言され開催されることになりました。
九州では初めての開催となった意見交換会では、はじめに北九州空港の主幹航空管制官による空港の特徴や実際のタワー内ではどのような視点や考えで各航空機に指示を出しているのか?などの講演が行われました。次に航空自衛隊築城管制隊の方が講演し、北九州空港の周辺には周防4空港と呼ばれる飛行場が密集(北九州・小月・山口宇部・防府)したエリアであり、築城では4空港に関連するターミナルレーダー管制を行っている。各空港へのルートが重なり合う所もあり、トラフィックも非常に多いので積極的にコンタクトして欲しいなどと呼びかけていました。続く定期航空会社の機長の方は、世界的な安全対策についての情勢や日本、自社での取り組みなどが紹介されました。講演の最後は、JAPA西日本支部長で航空測量を行っている方が、機材を含め、測量という特殊なフライトについて紹介していました。 その後の意見交換は時間の関係もあり、事前に寄せられていた質問で多くの方々に関わる内容に絞ったものが中心となりましたが、終盤は、今後海上保安庁での運用がスタートする無操縦者航空機「シーガーディアン」の運航についての各種質疑があり参加者の関心の高さが伺えました。閉会の挨拶はJAPA九州支部の三好支部長が務めました。閉会したあとも管制官の皆さんと個別に相談する参加者も複数いるなど大変有意義な場になったと感じました。 (支部委員 阿部)
2025/02/18 九州支部見学会「航空自衛隊 新田原基地」
CAVOKな絶好のコンディションのもと実施された見学会には、熊本、鹿児島、大分から会員13人が新田原基地(宮崎県児湯郡新富町)に集結しました。一般的には、昨年12月に開かれた恒例のエアファスタ(航空祭)に県内外から4万8人が訪れたという人気のスポットですが、同時に日本の領空を守るため、365日24時間休む事なくスクランブルにあたるという、過酷かつ責任の重い任務を背負っている基地でもあります。
また、こちらには、実戦部隊の他に航空自衛隊で唯一、F-15戦闘機の乗員を養成している飛行教育航空隊も併設されています。 航空祭では、機体展示や飛行展示が目玉ですが、今回、(ほぼ)全員がパイロットという特殊な団体であることから、主に我々パイロットがお世話になっている施設や設備を見させていただきました。宮崎空港周辺をフライトする際にお世話になる"NYUTA TOWER"や、精密進入レーダーによる着陸誘導管制(GCA:Ground Controlled Approach)を行っている管制施設などを見学させて頂きました。
パイロットだけあって、「クロスコントロールするときは、どのあたりを飛べば?」、「一般空港との管制の違いや難しさは?」など、マニアックな質問がたくさん飛び交いましたが、担当者の方から丁寧に説明いただき、皆さん得心したようでした。
「航空自衛隊の中では2番目に狭い基地」という新田原ですが、1機100億以上するF-15が多数、それも整然と並べられている様や2機同時に速度をそろえて離陸していく様子は壮観でした。基地広報の方を含め皆様とてもフレンドリーに対応いただき、大変充実した見学会となりました。
(支部委員 阿部)
2025/01/31 第3回九州支部委員会(熊本)
1月31日(金) 九州支部委員会がくまもと県民交流館パレア(会議室7)で開かれ、今後の日程等を決定しました。
■九州支部総会 2025年3月29日(土) 熊本市 [くまもと県民交流館パレア (会議室2)]
午後2時30分〜 基調講演 権藤 信武善 氏
崇城大学工学部 宇宙航空システム工学科 教授 航空機操縦訓練本部 本部長
2024/07/05 第1回九州支部委員会(熊本)
7月5日(金) 今年度1回目の九州支部委員会が熊本(パレア会議室5)で開かれ、今後の日程や内容を協議しました。
10月 支部主催イベント(航空自衛隊 築城基地見学を検討中)
安全運航セミナーへの出席(福岡・熊本)
11月 第2回支部委員会(福岡)
2月 第3回支部委員会 (熊本)
3月 支部総会(福岡)
※支部主催イベントの詳細が決まりましたら、改めて当HPにてお知らせします。
2024/06/15 航空安全講習会
2024年度の航空安全講習会が6月15日(土) 午後1時から熊本市・くまもと県民交流館パレアで開催されました。今年はハイブリッド形式でおこなわれ、受講者は会場でのリアル参加が27人、リモート参加が13人の計40人、講師の皆さんはリモートで参加となりました。冒頭JAPA 大澤副会長の挨拶に続いて、元 運航審査官/航空従事者試験官で(一社)日本女性航空協会 理事長の浦松氏が「航空機事故事例と安全対策」と題して、VOICESのヒヤリハット事例や具体的な事故事例を挙げながら講演されました。続いて、本田航空株式会社 飛行機部長 黒川氏が「操縦士と飲酒・空間識失調」と題し、飲酒習慣チェックや空間識失調や関連する事故事例を紹介しながらお話されました。休憩を挟んで、JAPA 航空気象委員会 委員長の山本氏が「VFR機の雲中飛行を防ぐには?」と題し、写真や様々な事例を紹介しながら、わかりやすくお話しいただきました。今年も大変実りある充実した講習会となりました。講習会の後 有志にて懇親会がおこなわれ、ハンガートークは大いに盛り上がりました。 講習会受講は、自身の安全意識の向上はもとより、特定操縦技能審査の口述が一部免除になるメリットもあります。今回参加できなかった皆様もぜひ機会をとらえて受講されることをお勧めします。
2024/03/09 九州支部総会が開かれました
3月9日(土) 令和5年度 九州支部総会が福岡市で開かれました。 総会に先立ち、14:35〜 元航空管制官で、現在は一般財団法人 航空交通管制協会 調査役の堀井不二夫さんによる基調講演が行われました。「ヒヤリ・ハット報告から視る パイロットの心/管制官の心(VFR編)」という演題で、主にVOICES報告の事例を題材に講演されました。「(今日は)VFRで飛んでいらっしゃる方が多いと思いますが、管制官と渡り合えるぐらいの知識を持って飛んでほしい。」、「自分が現役だった時には『気持ちよくパイロットを飛ばそう』と想いながら管制していた。」など、ご自身の経験を交えながら、独特の語り口で聴衆を引き込むとともに、時には「どう思いますか?」と参加者に尋ねたりするなど、話を聞くだけの一方通行なものではなく、管制官とパイロットらしいインタラクティブな講演となり予定の時間をオーバーするほどの活発な意見交換の場ともなりました。
その後16:15〜 支部総会がはじまりました。 総会では 第1号議案 令和5年度活動報告及び会計報告、第2号議案 令和6年度活動計画及び予算案、第3号議案 令和6年度九州支部役員案 以上3つの議案の審議が行われましたが、2号議案に関しては、本部からの要請に対し、質問や意見表明が相次ぎました。最終的には、令和6年度予算案に関しては、一旦「支部長一任」となり、全ての議案が承認されました。 17:15から、近隣の居酒屋にて15人が参加しての懇親会が開かれ、堀井元管制官の乾杯の発声で宴がスタートしハンガートークに花が咲きました。
2024/02/09 第3回九州支部委員会(熊本)
2月9日(金) 今年度3回目の九州支部委員会が熊本市で開かれ、今後の日程や内容を決定しました。
■九州支部総会 2024年3月9日(土) 福岡市 [TKPガーデンシティ博多新幹線口4-B]
午後2時30分〜 基調講演 堀井不二夫 氏
元航空管制官 一般財団法人航空交通管制協会・研修部長
2023/12/22 第2回九州支部委員会(福岡)
今年度2回目となる支部委員会が福岡で開かれました。令和5年度の活動計画の確認や支部主催イベントなどについて協議しました。 なお、令和5年度の支部総会は、2024年3月9日(土) 午後2時30分から 福岡・TKPガーデンシテイ博多新幹線口4-Bで開催予定です。
基調講演は元管制官で、現在は一般財団法人 航空交通管制協会 研修部長の堀井不二夫氏の予定です。(会場定員の都合で事前申込が必要になる可能性があります)
2023/10/14 空の日フェスタ2023 in 阿蘇くまもと空港
熊本空港 3階 会議室で 崇城大学さんのシミュレーターをお借りしての操縦体験や現役パイロットとイベント参加者との交流イベント&質問タイム、お子さんたちのお絵かき体験、VRゴーグルを使用してのシミュレータ体験などバラエティに富んだ内容のイベントとなりました。
たくさんの来場者が訪れ、大盛況となりました。
2023/09/10 大分空港 「空の日」フライトシミュレーター運営
4年ぶりの開催となった大分空港「空の日」イベントにJAPA九州支部が協力し、本部が所有するポータブルFTDを用いての「フライトシミュレーター体験」の運営を行いました。(熊本から5人、大分から2人が運営参加)
当日は、あさ10時から整理券配布をしましたが、30分以上前から並ばれる方で即完となりました。15分刻みで、午前中は7組、お昼を挟んで13時からは8組が体験しました。 最初は操作が大きく、なかなかうまく飛ばせない子供たちが多かったのですが、慣れるのも早く、比較的早い段階で水平直線飛行ができる子供さんもいました。
限られた時間の体験でしたが、少しでも多くの子供たちが空に興味を持ってくれると良いなぁと思いました。
2023/07/01 航空安全講習会
2023年度の航空安全講習会が7月1日(土) 午後1時から熊本市・くまもと県民交流館パレアで満席の中 開催されました。JAPA 大澤副会長の挨拶に続いて、元 運航審査官/航空従事者試験官で株式会社エーサップ代表の浦松氏が「最近の変更事項等 航空機事故事例と安全対策」と題して、我々にとって身近な事例を挙げながら講演されました。続いて、本田航空株式会社 飛行機部長 黒川氏が「視機能と見張り▶︎衝突防止」と題し、こちらも事例を紹介しながらお話されました。休憩を挟んで、「基本を見直そう」と題し、現役のラインパイロットでJAPA 航空気象委員会 委員の近藤氏が「温帯低気圧の構造と実例」という内容で低気圧の構造と着氷についてお話しいただきました。今年も大変実りある充実した講習会となりました。
2023/03/04 九州支部総会が開かれました
3月4日(土) 令和4年度 九州支部総会が福岡市で開かれました。 総会に先立ち、14:30〜 ご自身もパイロットであり航空写真家、航空ジャーナリストのチャーリー古庄さんによる基調講演が行われました。世界で最も多くの航空会社に搭乗したギネス世界記録をお持ちのチャーリーさんだけに、ご自身で撮影された様々な空港や機体の写真、そして写真だけではわからないサイドストーリーやウラ側の解説など、「世界ビックリ空港」という講演タイトルで約1時間にわたって貴重なお話をしてくださいました。 講演中、会員からのマニアックな質問にも様々な情報を加えて回答・解説していただくなど、随所に「ビックリな内容」溢れる、笑いの絶えない基調講演でした。
その後16:00から支部総会がはじまりました。 はじめに、昨年 新たに会長に就任されたJAPA進俊則 会長からご挨拶いただきました。小倉生まれで玄海育ちの進会長は、九州支部総会への参加を非常に楽しみにされていたそうです。挨拶の中では、昨今総会でも取り上げられている終身会員制度の見直しや今年度、次年度の財務状況などに加え、セミナー等の会員メリットの強化などについてお話されたのち「財務状況は若干厳しいものがあるが、やりたいことはぜひやりましょう!元気のいい若い人たちに入会いただきたい」と、期待を示されました。
総会では 第1号議案 令和4年度活動報告及び会計報告、第2号議案 令和5年度活動計画及び予算案、第3号議案 令和5年度九州支部役員案 以上3つの議案の審議が行われ、承認の必要な第2号議案、第3号議案とも原案通り承認されました。また、その後の情報交換では、各空港別にTCAS RAのホットスポットについて情報提供や今後の情報共有の在り方などについての意見交換が行われました。
2023/02/03 九州支部委員会
2月3日(金) 本年度3回目の九州支部委員会が熊本市で開かれ、今後の日程や内容を決定しました。
■九州支部総会 2023年3月4日(土) 福岡市 [TKPガーデンシティ博多新幹線口4-B]
午後2時30分〜 基調講演 チャーリー古庄氏
※総会につきJAPA会員が対象です。
2022/11/25 九州支部委員会
11月25日(金) 本年度2回目の九州支部委員会が福岡市で開かれ、今後の日程などが決定しました。 会議終了後、忘年会を兼ねた懇親会を催しました。
■第3回支部委員会 2023年2月3日(金) 熊本市[場所未定]
■九州支部総会 2023年3月4日(土) 福岡市 [TKPガーデンシティ博多新幹線口4-B]
2022/10/27 九州支部見学会「鹿児島海上保安部:巡視船しゅんこう」
コロナ禍でなかなか開催できなかった支部主催の見学会が、10月27日 鹿児島市谷山港に停泊する第十管区鹿児島海上保安部『巡視船:しゅんこう』で、久しぶりに開催されました。
船内での写真撮影は昨今の国際情勢もあり許可されませんでしたし、会員からの活発な質問に対しても『機密事項のため答えられない』としか回答できない様子で、案内担当の職員の方も苦慮されている様子でした。しかし、そんな中でも、普段見ることのできない資料や救助訓練映像などを使い専門職別に詳しく説明してくださいました。
この日はヘリコプターEC225スーパーピューマが搭載されておらず、パイロットとしては見学できずに残念ではありましたが、艦橋や格納庫などを見学させて頂きました。 今回の見学会は操縦士協会としては異例の「船の見学会」でしたが、違った側面から勉強ができました。ご協力いただいた皆様たいへんありがとうございました。 (支部委員 橋口)
2022/6/25 航空安全講習会が開かれました
2022年度の航空安全講習会が6月25日(土) 午後1時から熊本市・くまもと県民交流館パレアで開催されました。JAPA 大澤副会長の挨拶に続いて、元 運航審査官/航空従事者試験官で株式会社エーサップ代表の浦松氏が「最近の変更点等」について、続いて、本田航空株式会社 飛行機部長 黒川氏が「人間の能力及び限界に関する事項」を、休憩を挟んで、「基本を見直そう」と題し、現役のラインパイロットでJAPA 航空気象委員会 委員の近藤氏が気象に関する講演を行いました。 また、航空局から「小型航空機に関する安全情報の共有について」、「熊本空港のVFR機に関する安全情報の共有について」という資料も配布され、熊本空港のVFR機の離着陸回数が、八尾に次いで全国で2番目に多いこと等が紹介されました。
2022/3/26 九州支部総会が開かれました
3月26日(土) 14:30から、令和3年度九州支部総会が福岡市で開かれました。 総会に先立ち、一般社団法人 日本女性航空協会の櫻井玲子さんによる基調講演が行われました、幼少期の空への憧れから今に至るまで、当時、女性にとっては開かれていなかった空への道を、大学時代のグライダーとの出会によって開拓し、それ以降 アメリカやヨーロッパなど世界各地での大会へ参戦。それらを通じて得られたネットワークを駆使し、滑空機、飛行機、回転翼航空機の技能証明に留まらず、整備士資格を取得されるなど、講演タイトル通り「大空に恋をして」歩んでこられた櫻井さんの半生を振り返りながら、各国事情やグライダーの魅力などに加え、今後の夢についても語ってくださり、大変中味の濃い充実した基調講演となりました。
その後16:05から支部総会がはじまりました。 はじめに、JAPA中島副会長からご挨拶いただき、本部で重点的に行おうとしている施策について、「 セミナー等のオンライン化」、「IT化の推進」、「終身会員制度の見直し」など3点ほどお話しされました。
その後 第1号議案 令和3年度活動報告及び会計報告、第2号議案 令和4年度活動計画及び予算案、第3号議案 令和4年度九州支部役員案 以上3つの議案の審議が行われ、第1号議案及び第2号議案は満場一致で、第3号議案は賛成多数で原案通り可決されました。